「ZEN大学に興味があるけど、授業って具体的にどんな感じなんだろう?」
「通信制大学だから、自分のペースで進められるか不安…」
そんな疑問にお答えすべく、この記事では現役のZEN大学の学生である私が、実際の授業スタイルや単位の取り方について詳しく解説します。
ZEN大学とは?
ZEN大学は、公益財団法人日本財団と株式会社ドワンゴの提携により2025年4月に開学した新しい通信制大学です。
学部は「知能情報社会学部」の1つのみ。
学生は以下の6つの分野から、自分の興味に合わせてカリキュラムを組んで履修します。
- 数理
- 情報
- 文化・思想
- 社会・ネットワーク
- 経済・マーケット
- デジタル産業
ただし、卒業には複数の必須科目が定められているため、完全に自由に選択できるわけではありません。
ZEN大学の授業は大きく分けて2種類
今後ゼミなども増えるようですが、ほとんどの学生が受けることになる授業は大きく分けて2つの種類があります。
- オンデマンド授業
- ライブ授業
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① オンデマンド授業(動画視聴+レポート)
まず1つ目は、好きな時間に受講できるオンデマンド授業です。
基本的な流れは以下のようになっています。
- 10分程度の動画視聴 + 確認テスト(1〜2問)
- それを6回繰り返した後、レポートを提出
- レポートは100〜500文字程度の授業の振り返り
※2025年の2Qから文字数が減り、書きやすくなりました
この一連の流れを合計15回完了させると、単位を取得するための「単位認定試験」を受験する資格が得られます。 逆に、この条件を満たせないと試験が受けられず、単位を取得できません。
ここがポイント
講義動画の長さは授業によりますが、7分程度の短いものから18分ほどの長いものまで様々です。
ただ、体感としては10分より少し長めの動画が多い印象です。
動画はいつでも一時停止でき、後で続きから再生できるので、スキマ時間に進めやすいのが嬉しいポイント。ただし、各動画の初回視聴時のみ、倍速再生ができないので注意が必要です。
② ライブ授業(リアルタイム配信)
もう1つが、特定の曜日・時間にリアルタイムで配信されるライブ授業です。
ニコニコ動画のように、画面上にコメントが右から左へ流れるシステムが特徴で、その場で質問を投稿することもできます。
授業時間は1時間半で、60分以上視聴しないと「出席」とみなされないので注意が必要です。
「社会人だから、平日の授業にリアルタイムで参加するのは難しい…」
という方もご安心ください。 ライブ授業はすべてアーカイブ化され、後からいつでも視聴できます。
私も社会人のため、平日の夕方にあるライブ授業は毎回アーカイブで視聴しています。
ただし、このアーカイブ視聴には一つ大きな注意点があります。
要注意!アーカイブ動画は、途中で画面を閉じてしまうと、再生が最初からになってしまいます。(一時停止は可能です)
※2025年3Qからは途中で閉じても続きから視聴可能となるようです。
出席扱いになる「60分以上の視聴」を達成するためには、60分以上まとまった時間を確保して一気に視聴する必要があるため、オンデマンド授業よりも少し時間的なハードルが上がります。
単位の取得方法は?知っておくべき注意点
ZEN大学の単位取得方法は、授業によって異なります。
- 単位認定試験が必要な科目
- レポート提出のみで評価が決まる科目
全ての授業に試験があるわけではありません。
「認定試験の時間が合わない」という方は、レポートのみで単位が取れる科目を多めに履修するといった工夫も可能です。
単位の評価方法はシラバス(講義概要)に明記されているので、必ず履修登録前に確認しておくようにしましょう。
また、単位認定試験がある科目の場合、試験を受けられる曜日や時間帯が指定されています(複数日程から選択可能)。 自分の予定と照らし合わせ、無理なく受験できるかも考慮して履修計画を立てることが重要です。
まとめ
この記事では、ZEN大学の授業スタイルについて解説しました。
- 授業は「オンデマンド」と「ライブ」の2種類が基本
- オンデマンドはスキマ時間に進めやすいが、計画性も大事
- ライブ授業のアーカイブは、途中で閉じると最初からになるので注意
- 単位の取得方法は科目による。履修登録前のシラバス確認は必須!
ZEN大学の授業は、通信制のメリットを活かしつつ、ライブ授業で双方向性も担保されているのが特徴です。 この記事が、ZEN大学への入学を検討している方の参考になれば幸いです。