はじめに:AI時代を生き抜くため、SEが通信大学生に
AIをはじめとする技術の進化が目まぐるしい現代。
現役のSE(システムエンジニア)として働きながらも、「このままでは時代に置いていかれるかもしれない…」という漠然とした不安を感じていました。
そこで一念発起し、最先端の知識を体系的に学び直すため、通信大学に入学することにしました。
そして社会人学生になってから、早くも半年が経過。 「仕事と勉強、そしてプライベートの両立は本当にできるのか?」
期待と不安が入り混じる中でスタートした大学生活の、リアルな実情をお伝えします。
想像以上にハードだった半年間の大学生活
結論から言うと、当初の想像よりもかなりハードな毎日でした。
「通勤時間などをうまく使えば、なんとかなるだろう」と考えていましたが、その見通しは甘かったと痛感しています。
平日は仕事後、土日は終日勉強…
私が通う大学は、講義動画を視聴したあとにレポートを提出するスタイルです。 レポートの提出期限が短いスパンで設定されているため、常に何かに追われている感覚でした。
具体的な学習時間は、以下の通りです。
- 平日:朝か夜に1時間から2時間
- 土日:8時間程度、レポート締め切り前は10時間なども
平日は仕事の疲れと戦いながら時間を捻出し、貴重な休日はほぼすべてを勉強に捧げる生活。これが約半年間続きました。
「楽しむ」余裕ゼロ。レポートと仕事に追われる日々
正直に言うと、最初の数ヶ月は「新しいことを学ぶ楽しさ」を味わう余裕はほとんどありませんでした。
目の前のレポートをこなすことと、SEとしての仕事の責任を果たすこと。その2つに追われるだけで精一杯だったのです。
苦労の先に見えた光と達成感
そんな目まぐるしい日々を乗り越え、大学の夏休みを迎えたとき、心境に大きな変化が訪れました。
「ああ、本当に頑張ってよかったな」
心からそう思えたのです。
本での独学とは違う「体系的な学び」
これまでもビジネス書を読むなどして自己学習は続けていましたが、通信大学での学びはまったく別物でした。
順を追って体系的に教えてもらえることで、断片的な知識がつながっていく感覚。
全てを覚えているわけではなく忘れていることの方が多いのですが、独学では得られなかったであろう学びを感じることができました。
やり遂げた達成感と、課題から解放された解放感は、何物にも代えがたいものでした。
あっという間に過ぎた半年間
4年間での卒業を目標にしていますが、時間の確保を考えると5年かかるかもしれません。
それでも、気づけばカリキュラムの1/8が終わっていました。
長かったような、短かったような…必死に駆け抜けた半年間を振り返ると、何とも言えない感慨深い気持ちになります。
【実体験】社会人が通信大学を続けるための唯一のコツ
この半年間の経験を通して、これから通信大学で学ぼうと考えている社会人の方に伝えたいことがあります。
それは、「仕事の繁閑に合わせて、履修する科目数を柔軟に調整すること」です。
もし4年間での卒業を目指すなら、土日は確実に勉強で潰れると覚悟しておいた方が良いでしょう。
「今期は仕事が忙しくなりそうだから少なめに」「この時期は余裕がありそうだから多めに」といったように、自分の生活を予測しながら履修計画を立てることが、無理なく学習を続ける何よりの秘訣だと学びました。
まとめ
フルタイムで働きながら通信大学で学ぶのは、決して楽な道ではありません。しかし、その先には苦労を上回るほどの達成感と、確かな知識の定着が待っています。
この記事が、同じように挑戦しようとしている社会人の皆さんの、少しでも参考になれば嬉しいです。
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